はじめに|「ポンコツな自分」とどう向き合えばいい?
僕:
最近な、なんかずっと「俺ってダメだな…」って思ってしまうねん。
朝も起きられへんし、会社でもなんか浮いてる気するしさ…。
しおり:
うんうん、それってしんどいよね。
「みんなができることが、自分にはできない」って、すごく焦るし、落ち込むよね。
僕:
そうやねん。
なんか、ちゃんとしようと頑張っても空回りして…もう、自分がポンコツに思えて仕方ない。
しおり:
そんな“ポンコツな自分”に悩んでるあなたに、ぴったりの本があるよ。
**いしかわゆきさんの『ポンコツなわたしで、生きていく。』**っていうエッセイなんだけどね。
僕:
ポンコツで生きていく!? なんかタイトルからして親近感わくな…(笑)
しおり:
ふふ、そうでしょ。
この本はね、「できない自分」を責めるんじゃなくて、そのままの自分でゆるく生きていく方法が書かれてるの。
完璧じゃなくても、自分に合った場所ならちゃんと幸せになれるんだよ、って教えてくれるんだ。
僕:
それ、めっちゃ聞きたい…!
ポンコツは「直す」んじゃなく「受け入れる」
僕:
でもさ、自分のダメなとこって直さなきゃって思うやん?
しおり:
それがね、この本では真逆のアドバイスなの。
**「ポンコツは直すものじゃなく、受け入れるもの」**って。
僕:
え、直さなくていいの?それって逃げちゃうみたいで不安なんやけど…
しおり:
大丈夫。逃げじゃなくて、「合わない場所からの脱出」なんだよ。
著者も重度のADHDで、普通の会社生活が本当にしんどかったんだって。
僕:
あ、なんか親近感…(笑)
環境が変われば自分も変われる
しおり:
その著者がどうやって生き方を見つけたかというとね、「環境」を変えたの。
僕:
環境って…そんな簡単に変えられる?
しおり:
例えば、朝が苦手ならフリーランスになって昼から働く。
人と話すのが苦手なら、文章で伝える仕事にする。
**「自分にとっての自然な環境に身を置く」**ってすごく大切なの。
「人・時間・場所」で人生は変わる
僕:
でもどうやってその「合う環境」見つけるん?
しおり:
この本で紹介されてたのが、大前研一さんの言葉なんだけどね。
「人・時間・場所」この3つを変えるだけで、人間は変われるんだって。
僕:
なるほどなあ…確かに最近、同じような毎日で息詰まってたわ。
しおり:
だから、少しずつでもいいんだよ。
時間の使い方、関わる人、住む場所。何か一つでも変えると、風向きが変わるの。
頼るのは悪いことじゃない
僕:
でも、苦手なことを人に頼るって、ちょっと気が引けるよなあ。
しおり:
それ、すごくよく聞く。でもね、頼られた側は案外うれしいものなんだよ。
みんな得意・不得意が違うから、助け合うのが当たり前。
僕:
たしかに、自分が得意なことで人を助けるときは嬉しいかも。
しおり:
それと同じことを自分にも許してあげてほしいな。
続けるためには完璧主義を捨てよう
僕:
でも、どうしても「ちゃんとやらなきゃ!」って思っちゃう…
しおり:
それが完璧主義の罠なんだよ。
完璧を目指すと、手が止まる。だから、6割で出す練習をしてみて。
僕:
6割でいいんや…ちょっとホッとした。
しおり:
結果じゃなくて、続けることがいちばん大事なんだよ。
まとめ表
問題 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
自分がダメだと思ってしまう | 社会の「普通」に合わないから | 自分に合った環境に身を置く |
苦手を隠そうとする | 頼るのが迷惑だと思っている | 得意な人に頼るのはOK |
続かない | 完璧主義に囚われる | 6割でも出すことで継続力をつける |
しおりと僕のラストメッセージ
しおり:
ポンコツって、実は「少数派」ってだけ。
悪いことじゃないし、堂々と“これが自分だ”って生きていいんだよ。
僕:
ありがとう、しおり。なんか今日は、自分をちょっと好きになれそうやわ。
また来るね。
📕紹介書籍
『ポンコツなわたしで、生きていく。 〜ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす〜』
著:いしかわ ゆき / ワニブックス
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