心が整うと、なぜかお金も整う|“無意識”で人生を豊かにする方法

投資とお金

⏩はじめに|「感情」が、お金の流れを止めていた?

僕: 最近、お金がうまく回ってない気がするんだよね。
貯まらないし、仕事でも焦ってばかりで…。

しおり: もしかしたら、気づかないうちに**「感情」に振り回されてる**のかもしれないね。

僕: 感情?お金と関係あるの?

しおり: あるんだよ。
怒り、不安、嫉妬、同情――そういった感情って、無意識のうちにお金の流れを止めてしまうことがあるの。

僕: そんなことで?って思うけど、たしかに最近イライラとかモヤモヤは多いかも…。

しおり: 大丈夫。
今日紹介する本は、そんな**“感情”と“お金”の意外なつながり**をやさしく教えてくれるよ。

僕: 気になる…!
ちょっとその話、詳しく聞かせてよ。


1. なぜ“心の状態”が、お金に影響するの?

僕: お金の話って、節約とか投資とか、そういうノウハウが大事なんじゃないの?

しおり: もちろん、それも大切だよ。
でもね、心の状態が整っていないと、そのノウハウも活かせなくなっちゃうの。

僕: えっ、それってどういうこと?

しおり: たとえば、怒りや焦り、不安に支配されてるときって、冷静な判断ができないでしょ?

僕: たしかに…。イライラしてるときって、つい無駄遣いしちゃうし。

しおり: そうなの。感情に振り回されると、「本当に必要なこと」や「今あるチャンス」に気づけなくなるの。

僕: お金がないって焦ってるときほど、よくない選択をしてる気がするかも。

しおり: この本では、そんな感情とお金の関係に**「無意識」**が深く関わってるって解説されているよ。

僕: 無意識…。それが整えば、お金の流れも変わるの?

しおり: うん。自分でも気づかない**“心のクセ”**に気づいて、少しずつ手放していくと、お金の巡りも良くなっていくんだって。


2. 知らずにやってる損な感情習慣|怒り・同情・嫉妬のワナ

僕: でもさ…感情って自然に出るものでしょ?怒ったり落ち込んだりって、人間なら当たり前じゃない?

しおり: もちろん、感情そのものが悪いわけじゃないよ。
でもね、感情に「振り回されること」が、知らないうちに損につながることもあるの。

僕: たとえば、どんなとき?

しおり: まずは怒り
たとえば、初任給の手取りが思ったより少なかったときに、「もうこんな会社辞めてやる!」って衝動的に行動しちゃうようなケース。

僕: あ〜、まさに昔の僕だ…。あとで冷静になって後悔するやつだよね。

しおり: そう。怒りにまかせて関係を壊すと、せっかくの人脈やチャンスを自分で手放すことにもつながるんだよ。

僕: たしかに…。怒りの後って、何も残らないことが多い気がする。

しおり: 次に気をつけたいのが同情
誰かに「かわいそう…」って思いすぎると、つい無理をして助けようとしてしまうことってない?

僕: あー、あるある。後輩にご飯おごったり、ちょっとしたことでお金貸したりして…。

しおり: やさしさは大事なんだけど、“同情”が行き過ぎると搾取される関係になってしまうこともあるの。
しかも、相手にとってもそれが依存になってしまう場合があるから、結果的には誰も幸せにならないんだ。

僕: なんか…やさしさの使い方、考えちゃうな。

しおり: そして最後は嫉妬
これは自分が抱えるだけじゃなくて、他人からの嫉妬にも注意が必要なんだよ。

僕: 他人から?どういうこと?

しおり: 本書では、嫉妬は相手の“負の感情”が自分に流れ込んでくるって説明されてるの。
たとえば、何かを褒められたときに「なんか嫌な空気になった…」って感じたことない?

僕: ああ…たしかに、周りの空気がピリッと変わるとき、ある。

しおり: それがまさに“嫉妬の電流”なんだって。
無意識にそういう場面が続くと、「目立っちゃいけない」「悪目立ちしないようにしよう」って、自分を抑え込むクセがついてしまうの。

僕: うわ…あるかもそれ。自分のよさを隠しちゃうクセ、ある…。

しおり: 怒り、同情、嫉妬――
この3つの感情に気づかずに飲まれてると、自分の可能性やお金のチャンスを、自分で閉じてしまうことになるんだよ。


3. 書籍から学ぶ“豊かさを引き寄せる思考”

僕: 怒り・同情・嫉妬って、気をつけなきゃいけない感情だったんだな…。
でも、それってどうやって手放せばいいの?

しおり: そこがこの本の面白いところなんだ。
ポイントは、無理にポジティブになろうとしないこと
代わりに、「無意識」を味方につけるって発想が大事なの。


無意識を味方にするには?

僕: 無意識って、なんだか掴みどころがないよね。どうやって整えるの?

しおり: たとえば、こう考えてみて。
自転車に乗るときって、「まっすぐ走ろう」と意識しすぎると、かえってグラグラしない?

僕: あー、たしかに!逆に、何も考えずにスーッとこいでる方がうまくいく。

しおり: それと同じで、お金のことも“考えすぎずに自然と向き合う”ことが大切なんだよ。
「お金が欲しい」と思っても、それに執着しすぎると逆効果。
むしろ、“豊かになっていい”って感覚を自然に持つことが大事なの。


感情の伝染に気づく

しおり: そしてもうひとつ大事なのが、「感情は伝染する」ってこと。
これは**脳の“ミラーニューロン”**ってしくみに関係してるの。

僕: ミラーニューロン…なんか、聞いたことある。

しおり: 周りの人がイライラしてると、自分もつられてイライラしたりするでしょ?
それがまさに、無意識に他人の感情を“真似して”しまう働きなんだ。

僕: なるほど…!たしかに、満員電車とかで空気悪いとき、こっちまで気分落ちる。

しおり: だから、「それ、相手の感情かも?」って気づくだけでも、だいぶラクになるよ。


暗示や嫉妬から自由になるには?

しおり: あとね、意外と影響が大きいのが「言葉による暗示」。
たとえば、「また無駄遣いして!」とか「お金ないでしょ」って言われ続けると、それが無意識のプログラムになっちゃうの。

僕: うわ…めっちゃ思い当たる。親にそう言われて育ったかも。

しおり: それが“お金を引き寄せにくい体質”をつくっちゃうの。
でも、「もうその暗示から自由になる」って決めるだけでも、無意識は少しずつ変わっていくんだ。

僕: 自分で書き換えていけるってこと?

しおり: うん。たとえば、「自分は豊かさを受け取っていい」とか、「お金はめぐってくる」って言葉を、何度も心の中で唱えるだけでもOK
それが**“新しい暗示”として無意識に届く**ようになるよ。


意識と無意識のバランスをとる

しおり: 最後に大事なのは、「意識しすぎない」ことと「まったく意識しない」ことのバランスなんだ。

僕: それって…どういう感覚?

しおり: お金に対して、「欲しい!足りない!」と強く思いすぎると、視野が狭くなる。
でも逆に、「お金なんていらない」と思いすぎると、現実的な行動が止まっちゃうでしょ?

僕: うん、極端すぎるのは良くないってことか。

しおり: そう。
理想は、「お金持ちになってもいい」とやわらかく思いながら、行動は自然体で続ける
この“ちょうどいい距離感”が、無意識と意識をうまくつなげるコツなんだよ。


4. 僕が試した“小さな実践”と気づき

僕: 正直、最初は「無意識を整える」ってピンとこなかったけど…
この本を読んでから、ちょっとだけ意識の向け方を変えてみたんだ。

しおり: おお、どんなふうに?

僕: たとえば、イラッとしたときに「これは本当に自分の感情か?」って問いかけてみるようにした。
すると、不思議とスッと冷静になれる瞬間が増えたんだよね。

しおり: それ、すごくいい気づきだよ。
“気づく”だけでも、無意識の働き方って変わってくるから。

僕: あともうひとつ。
「お金がない」と思った瞬間に、「でも自分は、お金が巡ってくるほうへ進んでる」って、心の中で言ってみたんだ。

しおり: それ、“新しい暗示”を自分に与えるってことだね。
やってみると、心が軽くならなかった?

僕: うん、不思議とね。
現実は何も変わってないのに、「もう少し頑張ってみようかな」って前向きな気持ちが出てきた。

しおり: それがまさに“無意識が味方になったサイン”だよ。
急に大きく変わらなくていい。小さな実践の積み重ねが、豊かさの土台になるから。

僕: ちょっとずつでいいんだね。
「怒らないようにしなきゃ!」とか「絶対ポジティブでいなきゃ!」って思うと、逆にしんどくなってたから。

しおり: うん、その感覚もすごく大事。
無理に変えようとしなくていい。“今の自分に気づくこと”が、いちばんのスタートだから。


5. 無理しないためのポイント|心とお金を整えるコツ

僕: こういう本って、読んでると「よし、今日からぜんぶ実践しよう!」って気合い入るんだけど、
気がついたらまたイライラしたり落ち込んだりして、自己嫌悪になることもあるんだよね…。

しおり: うん、その気持ちわかるよ。
でもね、「全部できない=ダメ」って思わなくていいの
むしろ、“気づけた自分、えらい”って褒めてあげてほしいな。

僕: そっか…。失敗しても、また戻ればいいんだよね。

しおり: そうそう。無理にポジティブになろうとしなくてもいいし、感情をゼロにしようともしなくていい。
「あ、いま怒ってるな」「いま不安かも」って認めることが、整える第一歩なんだ。

僕: それなら僕にもできそう。
完璧にやろうとするから、しんどくなるんだね。

しおり: あとは、自分が心地いいと感じることを“意識して選ぶ”のも大事。
たとえば、SNSを見て嫉妬で疲れるなら、少し距離を置くとか。
逆に「なんか安心するな」って感じる言葉や人に触れる時間を増やしてみて。

僕: お金のことも同じかもね。
「これを買ったら損かな?」じゃなくて、「これは自分をラクにする出費か?」って考えるようになってきたかも。

しおり: うん、それもすごく大事な変化だよ。
心が整っていくと、お金の使い方も自然と整っていくから。

僕: なるほど…。
なんだか今日の話で、“自分を責めなくてもいいんだ”って思えてきたよ。

しおり: それが一番うれしい気づきだね。
焦らなくて大丈夫。豊かさって、心の余白からやってくるんだよ。


📊まとめ表|心とお金を整えるためのヒント

問題原因解決策
怒りでチャンスを失う感情に支配されて冷静な判断ができない一歩引いて「これは本当に怒るべきこと?」と問いかける
同情で搾取される無意識に相手と距離が近くなりすぎてしまう親切と同情の線引きを意識する。自分の余裕を大切に
嫉妬されて自己表現を抑える周囲の目を気にしすぎて自分を隠してしまう自分を抑えるのではなく「自然体」でいることを心がける
他人の感情に巻き込まれて疲れるミラーニューロンにより相手の感情が伝染している「この感情は自分のものか?」と見極め、距離をとる
お金に対する不安が消えない幼少期からの暗示・マイナスの自己イメージ「お金はめぐってきていい」と、新しい言葉で無意識を書き換えていく
頑張りすぎて継続できない「全部できなきゃダメ」という思い込みできたことに目を向けて、自分を責めず“整える意識”を少しずつ持つ
意識しすぎてお金に執着してしまう無意識とのバランスが取れていない「お金持ちになってもいい」と自然に思いながら行動する

🔚ラストメッセージ|“心を整える”ことが、豊かさへの一歩

僕: 怒りとか、同情とか、嫉妬とか…
普段の感情が、こんなにもお金と関係してるなんて思わなかったな。

しおり: うん。感情そのものは悪いものじゃないけど、
無意識に飲み込まれてしまうと、チャンスや流れを止めてしまうこともあるんだよね。

僕: でも、「感情をなくさなきゃ」って無理に抑えるんじゃなくて、
「気づくこと」がスタートになるってのが救いだったな。

しおり: そう。
無理に前向きになる必要はないし、ポジティブでいなきゃって自分を追い詰める必要もない。
“自分を責めずに、心のクセに気づいてあげる”ことが、豊かさのスイッチになるんだ。

僕: なんかちょっと、前よりお金に対して構えすぎなくなった気がする。
「欲しいけど、足りない」っていう焦りじゃなくて、
「欲しいし、受け取っていい」って思えるようになってきたかも。

しおり: それがまさに、心が整ってきたサインだよ。
焦らず、比べず、自分のペースで進んでいこうね。

僕: 今日から少しずつ、“感情に気づく習慣”を続けてみるよ。
なんだか、自分にやさしくなれる気がする。

しおり: それがいちばん大事な一歩だよ。
お金って“外の問題”に見えるけど、実は“内側の整い具合”が映し出されたものでもあるからね。

僕: うん。また迷ったときは、しおりに相談するよ。

しおり: いつでもおいで。
本の力も、ちゃんと味方にしながら、ゆっくり整えていこうね。


📘紹介書籍

『お金持ちになる人の心理学』
著:大嶋信頼(おおしま・のぶより)
出版社:フォレスト出版

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