なぜあの人は余裕があるのか?|自由を生む“お金と時間”の使い方

仕事・働き方

はじめに|“自由な人”は、なぜ余裕があるのか?

僕:
あの人、そんなに稼いでるわけでもないのに、なんか余裕あるよなあ…。
俺なんか、働いてるのに全然時間もお金も足りないのにさ。

しおり:
いるよね、そういう人。
でもね、お金も時間も余裕がある人って、特別なスキルがあるわけじゃないんだよ
実はね、「考え方」と「お金と時間の使い方」が違うだけなんだって。

僕:
え、それって変えられるってこと?

しおり:
うん、もちろん。
今日紹介するのは、岡崎かつひろさんの本
『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか』(きずな出版)。
この本には、「自由な人」がどんな風に考えて、どう行動してるのかが、すごくわかりやすく書いてあるの。

僕:
なるほど…自由って、才能とか運じゃないんだ?

しおり:
うん、むしろ「習慣」や「選択」の積み重ね。
今回はその中から、**“自由を生むお金と時間の使い方”**にしぼって、わかりやすく紹介していくね。

僕:
よっしゃ…!今よりちょっとでも余裕を持てるように、しっかり聞くわ。


安定も大事。でも“自分らしく”生きたいなら

僕:
正直、安定ってすごく大事だと思ってる。
ボーナスがあって、福利厚生がしっかりしてて、給料も毎月きっちり入る会社…。
それだけで安心できるというか…。

しおり:
うん、そう思う人は多いよね。
でもね、岡崎さんはこの本で、**「安定ばかりを求めていると、自由は手に入らない」**ってはっきり言ってるの。

僕:
え、でも安定してるってことは、ある意味“勝ち組”なんじゃないの?

しおり:
それは一見そう見えるだけ。
たとえば、「この会社じゃないと生きていけない」って思ってしまったら、そこから一歩も動けなくなっちゃう。
自由って、“どこでも生きていける力”のことでもあるんだよ。

僕:
……たしかに。
安定の代わりに、身動きとれなくなってる感じはあるかも。

しおり:
経済的自由人は、**「理想の生活を実現するために、あえて安定を手放す覚悟がある」**の。
つまり、今の快適さにしがみつかないで、もっと自分らしい未来のために動くってことだね。

僕:
じゃあ、自由を手に入れるって、“不安定になること”を受け入れるってことでもあるんだ?

しおり:
そうだね。でも、それはただの無謀じゃなくて、“自分で選ぶ生き方”を取り戻すってこと
安定より自由を選ぶのは、怖いけど…その先には、自分らしく生きられる世界があるよ。


「できるかどうか」より、「やってみたいかどうか」

僕:
新しいこと始めようとすると、つい「いや、自分には無理かも…」って思っちゃうんだよね。
できる人を見ると、あれは特別な人だけだって思ってしまう。

しおり:
それ、経済的に不自由な人の思考のクセなんだって。
岡崎さんは、「できる・できないで判断しているうちは、自由になれない」って言ってるよ。

僕:
えっ…でも、実際できないことはあるし、向き不向きもあるじゃん?

しおり:
もちろんあるよ。でもね、経済的自由人は「今できるかどうか」じゃなくて、「必要ならやってみる」って考えるの
できないなら、練習すればいい。必要なら、学べばいい。
それを避けるか、飛び込むかが、分かれ道になるんだって。

僕:
たしかに…。できないことを避けてばかりだったら、一生今のままか。

しおり:
うん。テニスでも、スマッシュが打てないからって練習しなかったら、一生打てないままだよね。
それと同じで、**成長の鍵は“できないからこそやってみる勇気”**なんだよ。

僕:
……刺さるなあ、それ。
やらない理由ばっかり探してたかもしれない。
挑戦するって、自分を信じることでもあるんだね。

しおり:
うん。だから、「できないからやらない」じゃなくて、「やるからできるようになる」って思ってみよう😊


怖いけど、やってみると見える世界もある

僕:
リスクって、やっぱり怖いよね…。
転職とか起業とか、うまくいくかわからないし、失敗したらって考えると足がすくんじゃう。

しおり:
うん、その気持ちもすごくわかるよ。
でもね、岡崎さんは「リスク=損じゃなくて、リスク=可能性」って言ってるの。

僕:
可能性…かぁ。でも、やっぱり怖いものは怖いよ。

しおり:
もちろん。誰だって最初は怖い。
でも、実際にやってみることでしか得られない経験や発見って、本当にたくさんあるんだよ
たとえ失敗しても、それが次につながる学びになる。

僕:
たしかに…。頭の中で想像してるだけじゃ、何も変わらないもんな。

しおり:
うん。岡崎さんも「失敗したとしても、それは“経験”という形で必ず自分の中に残る」って言ってるの。
たとえば転職してうまくいかなくても、「どんな仕事が自分に合わないか」がわかるだけでも前進だよ。

僕:
なるほど…。やらなかったら、何も得られないもんね。
やった結果がたとえ失敗でも、そこでしか得られない“なにか”があるってことか。

しおり:
そうそう😊
リスクを取るって、「自分にとって大切なことを見つけるためのチャンス」なんだよ。
怖くても、一歩踏み出した先に、新しい景色が広がってるかもしれないよ。


“今のがんばり”が、未来の自分を助けてくれる

僕:
最近、「今の努力って意味あるのかな?」って思うことがあるんだよね。
頑張ってもすぐには成果が出ないし、疲れるだけって感じることもある。

しおり:
うん、がんばってるのに結果が見えないと不安になるよね。
でもね、岡崎さんは「将来の自由のために“今”を先払いする」って考え方をしてるの。

僕:
“先払い”…?なんか税金みたいな響きだな(笑)

しおり:
ふふ、たしかに言葉はちょっと堅いかもね。
でも意味はすごくシンプルで、今は報われなくても、未来の自分のために“仕組み”をつくる時間なんだよってこと。

僕:
なるほど…。じゃあ、たとえばブログとかYouTubeを始めるのも、そういう先払いの一種?

しおり:
まさにそう。始めたばかりは大変だし、収入なんてゼロかもしれない。
でも、コツコツ積み重ねたものが、数か月後・数年後に自分を助けてくれる資産になるんだよ。

僕:
たしかに…今だけで考えてたら、何も続けられないかもな。

しおり:
うん。自由な人ほど、すぐのリターンより“未来のゆとり”を大切にしてるんだって。
「今の努力が報われる日がきっと来る」って信じて、少しずつでも前に進めば大丈夫だよ🌱


気づかないうちに漏れてるお金、見直してみよう

僕:
うーん、なんで毎月こんなにお金がなくなるんだろう…。
特別な買い物もしてないはずなのに。

しおり:
それね、もしかしたら「使途不明金」が原因かも。
岡崎さんも言ってるけど、何に使ったかわからない支出が、じわじわと財布を圧迫してることって意外と多いんだよ。

僕:
うっ…コンビニのコーヒーとお菓子、Amazonでポチった小物、あとサブスクとか…。
心当たりしかない。

しおり:
ふふ、あるあるだよね。
でもそれって、水道の蛇口がちょっとずつ開きっぱなしになってるような状態なんだって。
気づかないうちにお金がちょろちょろ漏れてるの。

僕:
……たしかに、気がつけば財布が軽くなってる感ある。

しおり:
だから、まずは**「どこで使ってるのかを“見える化”する」こと**が大事。
家計簿アプリでもメモ帳でもOK。記録するだけで、無意識の支出に気づけるよ。

僕:
たしかに、「自分がなににお金を使ってるか」って、意外と把握してないかも。

しおり:
そうそう😊
お金に余裕のある人ほど、「お金の使い道がクリア」なんだって。
まずは漏れてるところを見つけて、ちょっとだけ止めることから始めてみよう。


お金を「目的」じゃなく「味方」にする使い方

僕:
最近さ、「お金をもっと貯めたい」と思っても、つい欲しいものに手を出しちゃうんだよね。
結局また使っちゃって、「何のために稼いでるんだろう…」ってなる。

しおり:
うん、その気持ちもすごくわかるよ。
でもね、岡崎さんはこう言ってるの。
**「お金は目的じゃなく、“人生をよくするための道具”だ」**って。

僕:
道具?…たしかに、ただ持ってるだけじゃ意味ないかも。

しおり:
そうそう。大事なのは、そのお金が「どんな効果をもたらすか」って視点で使うことなんだよ。
たとえば、仕事効率を上げるためのパソコン購入とか、大切な人へのプレゼントとか。
使ったことで“自分や周りがプラスになるかどうか”を考えるの。

僕:
なるほど…見栄とか一時の欲望じゃなくて、「効果」で判断するんだね。

しおり:
うん😊
たとえば、高級車を買っても“誰かに見せたいだけ”なら意味は薄いけど、
通勤が快適になって仕事のパフォーマンスが上がるなら、それは良い出費って言えるよね。

僕:
たしかに、「自分の人生がちょっと良くなる」お金の使い方ってあるかも。
節約するだけじゃなくて、“使い方を選ぶ”ってことも大事なんだね。

しおり:
うん、お金は敵でも、守るだけのものでもなく、ちゃんと使えば強い味方になってくれるよ🌟


まずは、自分という“資産”を育ててみる

僕:
節約もしてるし、無駄遣いも減らしてるはずなのに、なんかお金が増えてる実感がないんだよね…。

しおり:
それ、がんばってる証拠だよ。でもね、岡崎さんはこう言ってるの。
**「お金を貯める前に、稼げる自分を育てよう」**って。

僕:
稼げる自分を育てる…って、どういうこと?

しおり:
つまりね、自分の価値を高める“自己投資”にお金や時間を使うことが、一番リターンが大きいってこと。
スキルを学んだり、本を読んだり、新しい挑戦をしてみたりね。

僕:
あ、たしかに。昔プログラミング勉強してた時期、めちゃくちゃ成長実感あったなぁ。

しおり:
そうそう😊 たとえば、時給1,000円の仕事から、スキルを身につけて時給3,000円の仕事に変われたら…
自己投資にかけたお金なんて、すぐに取り戻せるでしょ?

僕:
それ、めちゃくちゃ納得した…。
貯金ばかり考えてたけど、まず“自分”を育てるほうが効率いいんだね。

しおり:
うん。自分の価値を高めることこそ、将来の安定にもつながる一番確かな投資なんだよ🌱
だから、少しずつでも「自分に投資する習慣」を持っていこう。


未来に“自由な時間”をつくるために

僕:
毎日働いても働いても、ずっと時間に追われてる感じがするんだよね…。
これってずっと続くのかなって、不安になる。

しおり:
うん、それもよくある悩みだよね。
でもね、岡崎さんはこう言ってるの。
**「自由な人は“ストック収入”を持っている」**って。

僕:
ストック収入?それって、不労所得みたいなやつ?

しおり:
ちょっと似てるけど、厳密には違うの。
たとえば会社員の給料は「フロー収入」=働いた分だけもらえるお金。
それに対して「ストック収入」は、“仕組み”をつくることで、継続的に入ってくるお金なんだよ。

僕:
あ、YouTubeとかブログとか、そういうのかな?

しおり:
そうそう!はじめは収入ゼロでも、積み上げれば“時間が経っても入ってくる”資産になるの。
他にも、不動産収入とか、印税とかもその一種だね。

僕:
たしかに…。フロー収入だけじゃ、働き続けなきゃ生活できないもんな。

しおり:
うん。だから、自由な人ほど、今のフロー収入の裏で、コツコツとストックの仕組みをつくってるの。
時間がかかっても、そこから先に“自由な時間”が生まれるから。

僕:
なるほど…。すぐに成果は出なくても、未来の自分のために積み上げるって、大事なんだね。

しおり:
そうだよ😊
焦らなくていいから、自分に合った形で“未来の自由”を準備していこうね


まとめ|“お金と時間に余裕がある人”の習慣を見直してみよう

今の悩み原因自由を手に入れるヒント
時間もお金も足りない…安定志向・挑戦への不安・行動の先延ばし「自由を選ぶ」視点を持つこと
できることしか選べない「無理かも」と思うと動けないまず“やってみたい”気持ちを大切に
リスクが怖くて動けない失敗=損と思い込んでいる経験こそ最大のリターンと考える
頑張っても変わらない目の前の結果ばかり追っている将来のために“今”を先払いする
お金がなぜか消えていく支出の把握ができていない使途不明金を見える化する習慣
お金を使うのが不安見栄や浪費になっている効果性を意識して“味方”にする
どうせ自分には無理自分の価値を低く見ている自己投資で“稼げる自分”を育てる
働いても自由になれないフロー収入しかない生活ストック収入の仕組みを育てる

最後に|しおりと僕からのメッセージ

僕:
なんか今日の話、心にずしっときたよ…。
自由って、すごく遠い話だと思ってたけど、少しずつ積み重ねれば、手が届くかもしれないって思えた。

しおり:
うん😊
自由は“特別な人”だけのものじゃなくて、考え方と選び方で、誰にでも近づけるものだと思う。
すぐに全部できなくても、まずは「何から始めようかな?」って考えてみるだけでも十分だよ。

僕:
そっか…。
じゃあ、まずは使途不明金を見える化して、インプットにちょっとお金使ってみようかな。

しおり:
それ、すごくいいスタートだね✨
“今の自分”を責めるんじゃなくて、“未来の自分”にそっと投資する。
その習慣が、自由な生き方につながっていくから。

僕:
よーし、今日も一歩だけ前へ。ありがとう、しおり。また来るよ!


📘紹介した本はこちら

『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか』
岡崎かつひろ 著|きずな出版

自由に生きる人は、どんな考え方をして、どんな行動を選んでいるのか?
僕らの毎日に役立つ“自由を手に入れるヒント”が詰まった一冊です。

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